登録有形文化財にチャレンジします
古民家を維持する一助というか励みというか、登録有形文化財にチャレンジしてみようかと思います。今、12443件の文化財(建造物)があるそうですが、案外その登録のレポートとかありませんよね。ならここで公開したら、他の古民家オーナーの参考にもなるんじゃないかと思いました。まあ、登録に失敗したら元も子もないですけど。
登録のための最初のステップは、市区町村の文化財課に問い合わせるところから始まります。最初都道府県か市区町村か迷いましたが、県に問い合わせたら市に回されました。
最初に提出を求められた書類は四つ。建物の来歴を記した所見、建物の平面図、場所を記した位置図、内観外観写真10枚程度です。このうちハードルとなるのは所見と平面図の二つでしょう。私の場合は移築だったので建物の経緯は分かっていたし、平面図も持っていたのですが、無い場合は専門家に有料でお願いすることになるのかもしれません。ただ、ボランティアで作成してくださる方々もいるという情報を聞きましたので、費用が捻出できないという方は探してみてください。
書類の記入方法は「登録候補建造物に関する書類 留意事項 及び 記入例」という書類に詳しく書いてあります。平面図は1/100程度だとか位置図は地理院のネット地図を使ってとか、詳しく書いてあります。私は文化財課からもらいました。ネット上では配布されていないようです。
で、先ほど無事に市の文化財課に提出してきました。次のステップとして、文化庁の調査員が実地調査に来ることになっています。これが来年度か再来年度かという感じです。とにかく長丁場になるようです。
なお、この時期に申請しようという方はできれば2月中には市に連絡しておいたほうがいいかもしれません。というのは、3月になると文化庁の方から登録希望の物件があるかどうか打診が来るようなのです。ということは、4月になると「次の回」に回されてしまう可能性があるのかなと思いました。
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