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Airbnbの拠出した資金により、古民家を民泊として運営する場合に最大500万円の補修費等の補助が出ます。ほぼ自己負担分のないことと、工事後ではなく工事前に補助金が降りることで、行政の補助金等に比べるとはるかに使いやすい補助になっています。


当方も僭越ながら小さな民泊を経営しており、一つでも多くの古民家がこうして現役活用される契機となるいことは大変嬉しく思っています。ご興味のある方はオンライン説明会に参加してみてください。


歴史的資源を活用した古民家宿整備事業 第二次公募について

古民家を維持する一助というか励みというか、登録有形文化財にチャレンジしてみようかと思います。今、12443件の文化財(建造物)があるそうですが、案外その登録のレポートとかありませんよね。ならここで公開したら、他の古民家オーナーの参考にもなるんじゃないかと思いました。まあ、登録に失敗したら元も子もないですけど。

登録のための最初のステップは、市区町村の文化財課に問い合わせるところから始まります。最初都道府県か市区町村か迷いましたが、県に問い合わせたら市に回されました。

最初に提出を求められた書類は四つ。建物の来歴を記した所見、建物の平面図、場所を記した位置図、内観外観写真10枚程度です。このうちハードルとなるのは所見と平面図の二つでしょう。私の場合は移築だったので建物の経緯は分かっていたし、平面図も持っていたのですが、無い場合は専門家に有料でお願いすることになるのかもしれません。ただ、ボランティアで作成してくださる方々もいるという情報を聞きましたので、費用が捻出できないという方は探してみてください。

書類の記入方法は「登録候補建造物に関する書類 留意事項 及び 記入例」という書類に詳しく書いてあります。平面図は1/100程度だとか位置図は地理院のネット地図を使ってとか、詳しく書いてあります。私は文化財課からもらいました。ネット上では配布されていないようです。

で、先ほど無事に市の文化財課に提出してきました。次のステップとして、文化庁の調査員が実地調査に来ることになっています。これが来年度か再来年度かという感じです。とにかく長丁場になるようです。


なお、この時期に申請しようという方はできれば2月中には市に連絡しておいたほうがいいかもしれません。というのは、3月になると文化庁の方から登録希望の物件があるかどうか打診が来るようなのです。ということは、4月になると「次の回」に回されてしまう可能性があるのかなと思いました。

「参加資格:建築士」だったのを「どーしても建築士じゃないとだめですか」と問い合わせたら参加させてもらえました。限界耐力計算といって、伝統構法の木造建築の耐震性能を計算する時に使う方法の講習です。

伝統構法の耐震性評価というのは非常に長い間放置されてきました。巨大な実験台の上に伝統構法のモデルハウスを建てて耐震性を検証し始めたのは実に21世紀に入ってからです。それまでは「あれはなんだかわからん」ということでずっと無視され続けてきたのです。それほど伝統工法と今の在来工法の考え方は異なります。

異なるものに無理やり同じ基準をはめ込めれば、古民家はすべて「不適格」となってしまいます。関東大震災も東日本大震災も生き抜いてきたものを「基準に合わないから不適格」として取り壊してしまうような理不尽が起こってはならないのです。

そのように耐震評価というのは古民家の存続を左右しますし、ひいては街の景観全てに大きな影響を与えます。プロでもない私が耐震評価に興味を持つのはそういう理由です。行政に丸投げしてしまうと、「スクラップ’&ビルド」の格好の口実となるだけです。


かなヘリスキルアップ講座2020

なぜ広縁に畳を敷くのか。なぜいっそ全部畳ではなく板間とのミックスなのか。

一つには襖を開け放した時に広く見えるというのがあるかもしれないし、一つには歩く時ギシギシいわなくていいというのもあるかもしれない。

でも、よく分からないですね。

このクラブのチラシを作りまして、市内で見かける古民家へのポスティングを始めています。大きくて立派な古民家から、そうでない古民家まで、古民家であればあまり区別せずに入れています。

ただ、もう崩壊しかけで誰も住んでいないようなところはやはり投函がはばかられますね。そもそもポストの底が抜けていて投函できなかったりしますし。

そうかと思うと、ボロボロの外観に反して近づいてみると案外立派な中庭が維持されていたりと、新たな発見があったりもします。

鎌倉は狭くてプライベート感のある路地が多いので、緊張することもありますが、地道に続けていきます。

このような集まりをやるとなってから数日、やっとサイト体制ができました。

メインはFacebookグループにと考えています。ここで交流したり、イベントをやったりして、みんなでワイワイやりましょう。良ければ「グループに参加」を押して下さい。費用等は無料です。

このサイトは名刺がわりのようなものです。「誰が、どのようなコンセプトでやっているのか」を知りたい方には、FBよりもこういった独立したサイトの方がいいのではと思っています。

Instagramは私が趣味で細々やっているものをリンクしました。鎌倉で古民家を見かけたら撮影してアップしているものです。もしよろしければご覧ください。

よろしくお願いします。